参考資料・長持ちコンクリート

バクテリアが直す自己治癒コンクリート、世界初の量産技術を確立

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 會澤高圧コンクリートが実用化した自己治癒手法は、オランダのデルフト工科大学のヘンドリック・ヨンカース准教授が率いる研究チームが考案した。アルカリ耐性の強いバクテリアとその餌となるポリ乳酸をコンクリートに配合しておく。ひび割れなどが生じると、割れ目から浸透した水と酸素で、休眠していたバクテリアが活性化。餌を食べて、ひび割れを埋める炭酸カルシウムを生成する。

  1. 1ひび割れを閉塞させることで、劣化因子(水や塩化物イオン等)のコンクリート内部への浸入を防ぐことができます(図1参照)。
  2. 2微生物の添加によるフレッシュコンクリートや施工性への影響はみられず、一般的なコンクリートと同様に打設できることを確認しています。

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